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なぜ逃げない?脳の危険なメカニズム「正常性バイアス」の恐ろしさ

なぜ逃げない?脳の危険なメカニズム「正常性バイアス」の恐ろしさ

地震、台風、水害……。災害大国、日本。

頻繁に起こる大規模災害で、多くの人が犠牲になっている。

そんな中、被災した人々がそろって口にする「まさか自分が」という言葉。

この「まさか」の背景には、最近話題に上ることの多い「正常性バイアス」が影響しているかもしれない。

「正常性バイアス」とは?

人間には日々の生活を送るなかで生じるさまざまな変化や新しい出来事に対応するために、自然と心の平穏を保つ働きが備わっています。

何か起こるたびに反応していると不安や恐怖を感じ過ぎ、精神的に疲れてしまうので、

そのようなストレスを回避するために、自らの経験などをもとに「これは正常の範囲内だ。特に反応する必要はない」と自然と“脳”が判断を下し、“心”の平安を保とうとする。

このメカニズムが「正常性バイアス」である。

ところが、大災害など未経験の出来事に遭遇した場合、この働きが過剰反応し、脳が処理できなくなることがあります。

一刻も早くその場を立ち去らなければならない非常事態であるにもかかわらず、それを異常と認識せず、“脳”の防御作用(=正常性バイアス)によってその認識が妨げられ、避難などの対応が遅れてしまうといったことになりかねません。

実際、正常性バイアスが働いたために更に被害が拡大した災害は多いともいわれている。

「経験の逆機能」

また避難行動を妨げる要因には「経験の逆機能」も挙げられる。

過去の経験に固執して、それ以上の災害が起きる可能性を考えることができないというものだ。

実際、過去に台風による水害にあったことがある町で、再び浸水被害による逃げ遅れが出た際、

被災した町民の多くは「あれより大きい水害はないと思っていた」「あの時でも床下浸水だったから、その程度だろうと思っていた」と語った。

そういった過去の経験を過大評価するのが『経験の逆機能』という。

また、小規模な地震などが続くと『またか、どうせすぐ収まるだろう』と危機感を抱けなくなってしまう。

そうした慣れも被害拡大に繋がっている。

「正常性バイアス」は日本特有?

これまでの災害では「ダムがあるから安全と油断して逃げ遅れた」、また「津波のあとにできた堤防があるから大丈夫」と思っていたという高齢者が多数犠牲になっている。

ここで2016年にカリブ海地域に甚大な被害をもたらした大型ハリケーン「マシュー」でのキューバの事例を紹介したい。

このハリケーンよって、ハイチやアメリカ・フロリダ州では約900人の命が奪われた。

ところがキューバでは、農業や食糧生産が大打撃を受け、住宅の90%が崩壊という凄まじい被害を受けながらも、政府の呼びかけにより100万人もの住民が事前に避難しており、死者はゼロだったのだ。

では、キューバの人たちには「正常性バイアス」は働かなかったのだろうか。

キューバは決して裕福な国とはいえはない。インフラ整備にかける予算も乏しいため、ダムや防波堤などの住民を守ってくれる防災設備も皆無に等しいという。

つまり「大丈夫だろう」と思い込める要素が乏しいのだ。

その一方で、自然災害対策、人命を守ることには力を注いでおり、早期警報システムや避難体制の充実を図ってきた。

そこには、人命を第一に考える、政府の姿勢が表れている。

こうしたことからも「正常性バイアス」はインフラ対策が充実している経済大国のほうが陥りやすく、恵まれた国特有の問題ともいえるのかもしれない。

「前例のない」災害に対して、前例を基準にして作られた設備は役に立たない。

むしろそのせいで正常性バイアスが補強され、逃げ遅れに繋がる可能性は十分にある。

大規模な災害の前で、私たち人間はとても無力だ。

だからこそ、せめて私たちの心の在り方そのものが更なる災害を生みだすことのないよう、

日頃から災害時にはどう対応すべきかを考え、異常が発生した場合には決して楽観視せず、冷静に行動することが大切なのです。

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